問題点
柑橘類は、栽培時の凍害発生による凍結や低温障害によって、果実の水分が樹木側に移行する。さらに収穫後も果実の水分が蒸散することによって、果実中心部の水分がなくなり,ぱさぱさ状態になる。このような現象を柑橘類のす上がりと呼んでいる。圃場での凍結によるす上がり防除は、1個ずつの果実に2~3重の袋掛けをしたりしている。この袋の費用および袋掛けする労働は農家の負担になっている。収穫後のす上がり防除は、PEフィルム包装の使用で対応している。栽培時の防除に対する効果的な対策はなく、散布のみで防除できる製剤が求められていた。
柑橘類は、栽培時の凍害発生による凍結や低温障害によって、果実の水分が樹木側に移行する。さらに収穫後も果実の水分が蒸散することによって、果実中心部の水分がなくなり,ぱさぱさ状態になる。このような現象を柑橘類のす上がりと呼んでいる。圃場での凍結によるす上がり防除は、1個ずつの果実に2~3重の袋掛けをしたりしている。この袋の費用および袋掛けする労働は農家の負担になっている。収穫後のす上がり防除は、PEフィルム包装の使用で対応している。栽培時の防除に対する効果的な対策はなく、散布のみで防除できる製剤が求められていた。
Solution ▼
ソリューション
す上がりには、柑橘類の砂じょう粒が巨大化することによる二酸化炭素発生が起こす水分除去現象(粒化症)と生理障害や寒害による水分除去現象(乾燥症)がある。異常気象によって頻繁に起きている現象は後者の寒害による現象である。3時間以上‐4℃以下に晒されると凍結する可能性が高い。この凍結は、柑橘類の果しん部分でおきる氷核形成によって起きてしまう。このエキスを圃場散布によって、栄養素とともに、活性成分が果しん部分に蓄積されていく。その蓄積によって、その氷核形成を阻害し、-4℃付近でおきる核形成を遅らせる。この作用によって、夜間、特に朝方の寒冷期の気温でも凍結を回避でき、す上がりの発生を抑制できる。
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す上がりには、柑橘類の砂じょう粒が巨大化することによる二酸化炭素発生が起こす水分除去現象(粒化症)と生理障害や寒害による水分除去現象(乾燥症)がある。異常気象によって頻繁に起きている現象は後者の寒害による現象である。3時間以上‐4℃以下に晒されると凍結する可能性が高い。この凍結は、柑橘類の果しん部分でおきる氷核形成によって起きてしまう。このエキスを圃場散布によって、栄養素とともに、活性成分が果しん部分に蓄積されていく。その蓄積によって、その氷核形成を阻害し、-4℃付近でおきる核形成を遅らせる。この作用によって、夜間、特に朝方の寒冷期の気温でも凍結を回避でき、す上がりの発生を抑制できる。
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耐凍性付与剤:サブゼロプロテクタント